背景
自宅でサーバを構築する時、CentOS7を選びました。
今回はCentOSのインストールについて、資料と手順を整理します。
インストール前に、主人公のCentOSに関わるLinuxやRedHatなどの登場人物についても簡単にまとめてみます。
1. LinuxはOS ?
Linuxは、もともとWindowsまたはMac OSなどのようなOSの名前ではなく、カーネルと呼ばれるOSの中核部分であり、「Linuxカーネル」と呼びます。 ただし、世間ではLinux = OSの意味でよく理解されています。 したがって、カーネル部分を指す時は「Linuxカーネル」と呼んで、 OSの意味で使用する場合、「Linux OS」と呼んで区別します。
2. Linux OSの種類(ディストリビューション)
いろいろありますが、パッケージ管理の区分では主には以下になります。
| パッケージ管理 | 常用コマンド | 代表OS |
|---|---|---|
| DPKG形式 | dpkg、apt | Debain、Ubuntuなど |
| RPM形式 | rpm、yum | RedHat、CentOSなど |
| Pacman形式 | pacman | Arch、Manjaroなど |
| DNF形式 | dnf | Fedoraなど |
| Zypper形式 | zypper | SUSEなど |
| Portage形式 | emerge | Gentooなど |
| Slackware形式 | installpkg | Slackware |
Debain、RedHat、Arch、SlackwareはLinuxの四大柱と言われています。
2. CentOSとLinux、CentOSとRedHat
CentOSはLinux OSの一つであり、RedHatと同じくRPM形式です。
RedHatについて、以前は無償で使用できサポートも受けられるディストリビューションとしてみんなに知られていましたが、現在では有料サービスを主力とした企業向けRed Hat Enterprise Linuxは発売しています。
一方、CentOSはRed hat社が無料公開しているソースコードから、同社の商標、商用パッケージを取り除いた形で配布されているもので、無償で使用することができます。
3. CentOS8とCentOS7
CentOSをインストールする際、2択あります。CentOS7とCentOS8のどちらを選びますか。
CentOS 7 は 2014 年 7 月 7 日にリリースされ、完全な更新は 2020 年 8 月 6 日に終了しました。 また、CentOS 7 は RHEL 7 バージョンに基づいており、当初は Linux カーネル 3.10、systemd 208 (RHEL 7.2 で 219 にアップグレード)、および GNOME 3.8 でリリースされました。
CentOS 8 は 2019 年 9 月 24 日にリリースされ、完全な更新は 2024 年 5 月 1 日に終了。 CentOS 8 は RHEL 8 バージョンに基づいており、当初は Linux カーネル 4.18、GCC 8.2、glibc 2.28、systemd 239、および GNOME 3.28 でリリースされました。
👇以下はCentOS8とCentOS7の違いの一部分:
| 機能 | CentOS 8 | CentOS 7 |
|---|---|---|
| Linuxカーネル | 4.18 | 3.10 |
| ファイルサイズ | 8EB | 500TB |
| ファイルシステムサイズ | 1PB | 500TB |
| パッケージ管理 | DNF(YUM v4) | YUM(YUM v3) |
| 最大メモリ | 24TB | 12TB |
| リリース | 2019-09-24 | 2014-07-07 |
| 完全な更新 | 2024-05-01 | 2020-08-06 |
| サポート | 2029-5-31⇒2021-12-31 | 2024-6-30 |
| Python | 3.6.6 | 2.7.5 |
| MySQLデフォルトバージョン | mysql 8.0 | mysql 5.7 |
CentOSはRedHatに買収された事情があり、
2020年12月8日にCentOSプロジェクトは、RHELのアップストリーム(開発版)であるCentOS Streamの開発にプロジェクトのフォーカスを変更し、CentOS 8のサポートを2021年末で終了すること、RHEL 9のリビルドとしてのCentOS 9をリリースしないことをアナウンスしました。(出典:https://mag.osdn.jp/20/12/10/091500)
個人ユーザの勉強として、CentOSはまだまだ使えますが、今後はDebain/Ubuntu、
CloudLinuxが開発する「AlmaLinux」、CentOS創設者によるプロジェクトが開発する「Rocky Linux」などにもサーバを構築してみます。
4. インストールファイルISOのダウンロード
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CentOSインストールファイルの一覧
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/CentOS/ -
今回はCentOS7.9をダウンロード
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/CentOS/7.9.2009/isos/x86_64/

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